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2006.04.10

公立の中高一貫校

入試を見る限り公立と私立の中高一貫校の目指すものの差がはっきりとしている。

選ばれる学校2:公立一貫校の求める子「独創的答えを」.

公立の中高一貫校の適性検査(入試)は対策が立てにくいといわれる。どんな子が受かるのか。その勉強や生活ぶりから、公立一貫校の求める生徒像が透けて見える。

 東京都立両国高校付属中学校の適性検査の日、校門に塾の先生たちが「花道」を作っていた。塾生を激励する儀式。それを、江東区のある母親(40)は「両国中の先生たちかな」と勘違いした。

 娘は塾に行かせなかった。受検対策は2カ月に1回、作文の通信添削講座だけ。お受験ママではなかったのだ。 

 娘は毎朝7時半からの吹奏楽部の朝練を欠かさなかった。

 「学校行事は全部参加しました」。その思い入れの深さは、検査当日に小学校最後の社会科見学が重なったのを、「入試で行けない。日程をずらせませんか」と小学校にかけ合ったほどだ。

 広島県尾道市立土堂小学校から、やはり中高一貫の県立広島中学校に合格した男の子も、ソフトボールやサッカー、学校が力を入れる太鼓などの課外活動の朝練が、毎日あった。

 6年生の前半は児童会の役員を務め、運動会であいさつした。県の催しで1500人を前に太鼓を実演する経験もした。

 「太鼓やスポーツを通じて、人前でも自分の意見が言えるようになっていた。広島中は面接の配点が高いと聞くので、結果的に役に立ったかも知れない」。会社経営の父親(44)がそう話す。

もちろんこの子達は基本的な学力もしっかりあるのだろう。満遍なく何でもできる子が入っているということかもしれない。中学入試では浮き上がってこないけれど、Cosのところでも高校入試ではこういう生徒たちが滑り止めとして受験をしてくる。

現実にはこういう生徒は公立に入ってしまうから、ほとんど入学しては来ないけれど、入ってくるそういう生徒たちは勉強も学校も精一杯やろうとしている。それに対して答えているかどうかは問題がある・・・とCosは思っているけれど。

入試問題についても

◇受験技術より問われる家庭学習

 私立・国立の入試にあたる公立一貫校の「適性検査」は、「どの教科と断定できない複合問題を意図して出している」(学習塾「スクールETC」若泉敏代表)のが特徴だ。

 京都府立洛北高付属中の沖田悟傳(のりつぐ)副校長は、生徒に求める力の例としてコンパスと定規と鉛筆だけで図形や立体を作るような力を挙げた。「コンパスで円を描く、定規で長さを測る以外の使い方ができる子は、生活体験の中でそういう力が育っている」。問われるのは「受験技術よりも、家庭学習の中で身につく力」(ベネッセ)と教育業界もみる。

今の塾のあり方ではこういう問題には対応できないわけではないと思うけれど、こうした力は私立が求めるものとはかなり違わざるを得ない。

東京ではここ何年か中学入試の合格発表は試験当日に行われている。

つまり、その日の夕方までに採点が終わって成績がついていなければならないのだ。点数が出てしまえばその後はコンピュータを駆使するから時間はそんなにかからない。

となると採点を如何に早く終わらせるか、がネックになってくる。
じっくり考えさせてその考え方を一人一人見ていくような問題は採点に時間がかかる。
図形を描かせるなら、その一つ一つの図形に対してぱっと見て判断するのではなく、細かい部分まで見ることが要求される。
一人一人の答えが違っていてかまわないような問題を出せば、それをどう点数化するか・・・あるいはどうやって受験生の差をつけるのかが問題になってくる。
そうしたところまで見ようとすればどうしたって時間がかかるのだ。

つまり、即日発表となるような私学と公立とでは試験のあり方自体が違っている。
公立の受験事情には詳しくないけれど、おそらく即日発表ということはないのではないかと思う。
受験の段階から一人一人に十分注意を払っているということだろうか。

始まったばかりの公立の中高一貫校、スタート地点からの私立との差は6年後にどう出てくるのだろう?

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