« 新しいタミフル? | トップページ | 東京都現代美術館 「日本画から日本画へ」 »

2006.02.28

東京都現代美術館 「転換期の作法」

いただいたチケットがあったので、午後から行ってきました。
(放課後に約束していた生徒がほかの日にしてくれたので\∥^O^∥/)

東京都現代美術館では

転換期の作法 ポーランド、チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」と
日本画から日本画へ」の二つの企画展が行われている。(どちらも3月26日まで。)

で、最初に見たのがこの「転換期の作法

「転換期」という言葉・・・時の流れを一番感じさせたのは「われらの歌集」
年老いた人たちがポーランドの歌を思い出して(思い出そうとして)口ずさんでもらうインタビュー形式の映像。
「もう思い出せない」、「ちゃんと覚えているけど、2つの単語だけ思い出せない」といいつつ歌って見せる。
ある人は点滴を受けながらの病院のベットで、ある人は(たぶん家族のいる)居間で。

最後近くになって、ポーランドの国歌を覚えているか聞かれると誰もが歌おうとする。中には覚えていない人もいて、家族や隣のベットの人に教えてもらう・・・
「国を出てからもう60年だからね、覚えてないよ」といったような言葉(厳密には違うかもしれないけど)で、この人たちは居間ポーランドにいない人たちなのだと始めて分かる。

あとから解説を見ると、この人たちはイスラエルに移住した人たち、戦争中に最もつらい思いをしたユダヤの人たちだということが分かる。そう思って思い出すと見え方がまた違ってくる。

これは10分ほどの映像作品だったけれど、今回はこうした映像作品が多かった。

10分以内だと割りと見ようという気になるけれど、20分、30分の作品はこういう会場ではなかなか見てみようという気になれなかったのが残念かも。

おかしかったのは受動的作業装置。
スポーツジムにおいてあるような装置が並んでいるのだけれど、ここにあるのは「仕事」用のトレーニングマシン。
携帯のボタンを押す練習をするためにボタン・・それも形態のものと違ってまさに押すためのボタンそのもの・・・が並んでいて親指で押す練習をするのだ。一つ一つのボタンの力が違うので、なかなか思うように押せない。しかも・・・どう見ても一回り大きい。
その隣には「マウスの練習」機がある。つかんで右に左に動かす練習・・・・
これ以外にも面白いし実際にやってみることのできるトレーニングマシンがいくつかあった。重力倍増服は土日には着用体験ができるらしい。

そして惜しかったのが「27m」と題した作品。
ヘッドホンをかけて27mのコースを歩く。
ヘッドホンからはスロバキアの現地の人たちがその通りについての話や思い出などがそばを走る車の音とともに流れてくる。
目を閉じて歩いているとそこにいるかのような気がしてくる、とても不思議な体験だった。

ただ、この27mの距離をヘッドホンから聞こえてくる早さにあわせて歩くことがどうしてもできなかった。ぶらぶらと歩けばいい速さなんだろうけれど、いつもコースを歩き終わってもまだヘッドホンの中は途中までしか規定なかったりするのだ。

しかも、このヘッドホンから流れてくる音はかなりノイズが多くて、音による疑似体験がかなり阻害されてしまっていた。

もう少し工夫してあるとすごくいいものになるような気がするのだが・・・・

全体としては(時間のかかる映像は見てないから全体ではないな)面白かったけれど、その一方でその面白さが解説を読まなくては分からないものも少なくなかった。
なんとなく、解説を必要とする面白さってなんとなく違うような気がするんだけどなぁ・・・

|

« 新しいタミフル? | トップページ | 東京都現代美術館 「日本画から日本画へ」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3303/8882543

この記事へのトラックバック一覧です: 東京都現代美術館 「転換期の作法」:

» 東京都現代美術館 「日本画から日本画へ」 [こすもす]
昨日書いた、 東京都現代美術館 「転換期の作法」.の続き。 東京現代美術館 ht [続きを読む]

受信: 2006.03.01 22:35

» 東京都現代美術館 「日本画から日本画へ」 [こすもす]
昨日書いた、 東京都現代美術館 「転換期の作法」.の続き。 東京現代美術館 で行 [続きを読む]

受信: 2006.03.01 22:36

« 新しいタミフル? | トップページ | 東京都現代美術館 「日本画から日本画へ」 »