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2005.07.10

第一回慰霊祭

2005年7月9日(土)に千葉の天徳寺で樹木葬の第1回慰霊祭が行われた。

本来土曜日はCosは仕事を持っているので参加できないのだが、ちょうどこの日は試験の採点日、出校しなくていいので参加することが出来た。

Ceremony of jumokusou

どれぐらいの人が集まるんだろうと思いながら天徳寺に行ってみるとそこには50人ほどの人がいて、決してせまくはない本堂がせまく感じるほどだった。現在は三十数人の方が樹木葬地で眠っていらっしゃるそうだが、大半の方の遺族がいらしていたことになる。

まず最初は本堂での法要。本来無宗教ということで、仏教を強制するわけではないけれど、他の宗教家の方にいらしていただくことはまだ現時点では難しいので・・とおっしゃって仏式での法要となる。
この仏式での法要が終わってから慰霊祭ということになるので最初の法要は参加しない方もいらっしゃる。Cosのなくなった父も「無宗教で」と希望していたので、最初の法要に参加しないということも考えたのだが、仏教に近い距離を持った無宗教なんだから参加したっていいじゃないかと家族で最初から参加することにした。

最初の仏式での法要では
もともとお釈迦様は「自分の骨はガンジス川に流してくれ」と墓を作ることなく、死後は自分を自然に帰してもらいたがったという話と樹木葬の理念とが同じであること、樹木葬でなくなった方たちは木に生まれ変わりそこで花をつけ、実をつけ大きく育っていく・・・死後も変化を続けていくという仏教の理念の一つの表現であることなどのお話があった後みんなで般若心経を唱和し、一人ずつ焼香をした。

Hondo of Temple


第2部では場所を樹木葬地に移して「千の風になって」が歌われ、この日のために作られた詩が詠われ、死者のためになくなった方の数だけ鐘が鳴らされた。
Father's Tree Bell

緑に囲まれた中での「千の風になって」はなくなった方たちもがそこに一緒にいらっしゃるかのようなさわやかさがあった。なくなった方たちはここで一緒にこの歌を聞いていたんだろうなぁ・・・
そして今日のために作られた詩(題名を忘れてしまった>ごめんなさい)、なくなってしまってそこでおしまいではなく、ここにいるすべてのなくなった方は木に生まれ変わり、花をつけ、実をつけ大きく育っていく・・・・それを見守っている生きている人たち という印象を受けたものだった。
最後にみんなでふるさとを唱和してそれぞれの木におまいり。ご住職はなくなった方のお一人お一人に鐘を鳴らして供養をしてくれていた。


fruit

 5月におまいりしたときには白い花をたくさん咲かせていた父はしっかりと実をつけていた。植えられたばかりで花をつけるかどうか分からないといわれていたのだが、こうやって実までつけているのだ。秋にはこれが真っ赤になっているのだろうか。
木の根元に眠る父が満足しているようでとてもうれしかった。

そして、第3部はみんなでの会食。50人もの人がいて準備がどれほど大変だっただろうと思うのだが、驚くほどたくさん・・・15品ぐらいあったのかなぁ・・・の精進料理がバイキング形式で出された。(食べることに熱中して写真を撮るのを忘れてしまった・・・∥^O^∥ )
始まる前に、ご住職は「精進料理というのはおいしいものじゃありませんよ。なくなった方の供養のための食事ですから、出しも昆布だけでおいしくありません」と力説なさっていたので、誰もが「味には期待しない」という覚悟ができていたのだが、「えっ、これが精進料理?」と思うほどどれもがおいしいお料理だった。
どれもこれも食材はこの地で取れたもの(生麩はどうかな?)ばかり、その一つ一つがそれだけでもおいしいのに、昆布のだしだけで作ったとは思えないほどこくとうまみのある料理に仕上がっていた。

ご住職の家族の皆さんや檀家の皆さんで作ってくださった料理、そのなかにはご住職が修行中に習い覚えてきたものもあったという。こうした方々の表に出ない心遣いが本当にうれしかった。

リンク: 凶区ブログ - 樹木葬のつどい(千葉大原「天徳寺」にて).

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コメント

やっとリアルな世界でお目にかかることができました。お声をかけていただきうれしかったです。ましてや、おとなり同志。土の下では、ボクの母とCosさんのお父さんが世間話(って冥界の?)をしているかもしれませんね。今後ともよろしくお願いします。

投稿: kyoque | 2005.07.10 23:40

いやはや、土の下で何を話していることやら・・・∥^O^∥

余計なことを言ってるんじゃないかと気が気じゃありませんが・・・

木が育っていく気の長いお付き合いになりそうですね。こちらこそよろしくお願いしますm∥_ _∥m

投稿: Cos | 2005.07.11 06:51

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