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2004.12.16

二兎を追うものは一兎も得ず

もし、思い通りの結果がでたとしたらすごい子どもが出来ることになるが・・・

算数も英語で…教科書の翻訳版、来春出版へ

 小学校から英語を学ぶ教育特区や算数や理科も英語で教える英語漬けの私立学校が登場するなか、全ページが英語で書かれた算数の“教科書”がこの春、初めて出版される。

算数や理科を英語で教えるというのは一見すごく効率がよさそうに見えるけれど、日本語を母国語とする人間にとって、一時に二つの違った思考力を必要とすることを同時にやらせることになる。

つまり、小学生という年齢のときからひとつのことをじっくりと取り組むのではなく、二つを同時に処理していかなければならなくなる。

小学生の英語力というのがどの程度になるのかよくわからないけれど、ネイティブでないのだからそう簡単に英語で考えることが出来るようになるとは思えない。

英語で考えることが出来なければ、英語を日本語に翻訳して、その中に入っている算数を理解しなくてはならないのだ。

両方出来るようになれば、何も言うことはないけれど、ひとつ間違うと・・・どっちもだめになる。
そうなってからでは、手遅れになってからでは遅いのだ。

両方出来ない子どもが出てきたときにどうするのか、それが解決されていなければ、そんな危なっかしいことに子どもの将来を書ける価値はないような気がする。

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コメント

子どもをバイリンガルにすることに魅力を感じる親は多いですが、そう簡単にはうまくいかないようです。
家庭ではスペイン語、学校では英語、というのだと、案外、うまく2ヶ国語を身につけていくようですが、この場合、アメリカ社会に住んでいるので、学校だけでなく、社会生活一般が英語です。
だからここ日本で、学校では英語一色の生活をおくったとしても、家庭及び社会が日本語なので、ことはそう簡単ではなさそうです。英語一色の学校生活だと英語力がつくことはもちろんある程度見込めると思いますが。
ただ、算数や理科の教科書を英語にすると、わからない子が増えそうな気はしますね。

投稿: じゃりんこ | 2004.12.17 23:37

じゃりんこさん、おそくなりました。

そういえば、アメリカから帰ってきた日本人家族で、子どもをアメリカンスクールの幼稚園から入れたけれど、英語力がなくて、小学校に上がれなかったというのを知っています。

両親がネイティブでない、英語圏で暮らしているわけでもない、となると英語を母国語のように習得するのは難しそうですね。

授業を英語でやるのは能力のある子にはすごくいいだろうと思います。
が、英語がわからないから算数も理科もわからないとなると救えないかも・・・

投稿: Cos | 2004.12.19 07:44

トラバしようかなぁ。『小森陽一ニホン語に出会う
』や『帰国子女自らを語る』を読むと、痛ましいぐらいですよ、二カ国語の間で翻弄される苦しみってのが。私は自分の子供をバイリンガルにしようとは思わないなぁ…。大学に入ってからの中国語の方が英語より得意だし、中国語で話せた頃は(もう忘れてる)、別の脳を使ってる感じだったもん。英語なんか、日本語→中国語→英語に変換しないと話せなかったし、大抵、気合と気迫で何とかしていました。

投稿: わに庭 | 2004.12.19 16:34

わに庭さんの記事を見ると、痛ましい感じすらします。
何が何でも日本人じゃなければ・・・
などとは思わないし、
外国で暮らすことのメリットも大きいと思いますけれど・・・・

人間の人生がかかっているんだから、結果が出てからでは遅いんだよなぁ

投稿: Cos | 2004.12.19 22:23

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「帰国子女」。二カ国語を操り日本の国際化に貢献するエリート。 本当ですか? 数学 [続きを読む]

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