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2004.11.07

いちじく

昨日母のところに行ったら、いちじくが出てきた。

Cosはいちじくが好きで、庭が広かったらいちじくの木を植えて、心ゆくまで食べてみたいと思うほどだ。

子どものころ、父方の祖母の家にはいちじくの木が10本以上もあって、夏休みの終わりにはそのいちじくを心行くまで食べるのが、Cosの楽しみだった。

祖母もいちじくが好きだったのだが、なにしろ、祖母とおばの二人暮しの家に10本以上もいちじくの木があるのだから、どう見ても食べきれない。
祖母に聞くと、「近所の子どもたちがとって食べるからいいんだよ」と。
こっそり垣根を乗り越えて、入ってくる子供は叱り飛ばすのだが、
「いちじくが食べたい」といえば、庭に入れてやるのだと言っていたように思う。

なにしろ、それを祖母に聞いたのは小学生のときのことだったから、Cosの記憶もはっきりとはしていないのだが・・・
その祖母もCosが中学のときにこの世を去ってしまったから、今となっては聞き返すこともできない。

近所の子どもに食べさせるために、庭の半分以上をいちじく畑にする祖母を
「変わった人だなぁ」と子供心に思っていたのだが、
Cosもその恩恵に浴していたのだ。

ただ、祖母の家は遠く、夏休みでないといけない上に、
いちじくは夏の終わりにならないと熟さないから、
夏休みが終わると、まだたくさん実がなっているのに東京の自宅に帰らなくてはならないのを
ちょっと恨めしく思ったりしたことも覚えている。

そんなことを昨日いちじくを食べながら、母に話すと、
母がとんでもないことを言い出した。

「あのいちじくはCosのために植えたんだよ」
「最初は一本しかなかったのに、小さいころのCosがいちじく好きなことを知って、
おばあちゃんがいっぱい植えたんだよ。」
というではないか。

祖母の家の庭のいちじく畑は実はCosのためだった。
もちろん、祖母もいちじくが大好きで
いつも一緒に食べた記憶があるけれど、
そんなこととは夢にも思っていなかった。

そんな祖母の思いを今まで知らなかったんだなぁ

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