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2004.11.05

何を目指すのか

 世界一の学力習得を目指して、学力テストが復活するらしい。

全国学力テスト復活を 中山文科相、首相に提案

子どもたちに競争意識を持たせ、全国学力テストを復活することなどを柱とする学力向上策を提示した。「世界一の学力取得を目指す」としており、受験戦争の激化や詰め込み教育への反省から、2002年度に新学習指導要領の下で始まった教科内容削減などの「ゆとり教育」を転換させる内容だ。
 全国規模の学力テストは、1956年度に始まったが、過度の競争を生んだため、66年度に廃止された経緯がある。学力をめぐる都道府県のランク付けにつながるなどの指摘もあり、復活の提案は論議を呼びそうだ。

競争させることで伸びる部分もあるだろうけれど、「競争をさせる」ということになると、全員が同じレベルではないということになる。
力のある子どもを伸ばすにはその子どもにあったものを与えなくてはいけないけれど、それは力のない子どもには消化不良を起こす。
Cosの授業を含めて、多くの高校では全員が消化できる部分はもちろんだが、消化不良を起こしている生徒がいるのがわかっていても、与え続けることで、上を伸ばすことを考えている。
それは、「全員がわかる授業」とはほどとおい。

全員がわかる授業というのは一番力のない子どもにも理解できる授業ということなのだ。
現在でも力のある子どもは学校の授業だけでは子どもの力を伸ばしきっていない。
それがスポーツであれ、勉強であれ、子どもの力を最大限に伸ばせるような方法を考えることが必要だ。
そのためには競争の原理を導入する以前に力のある子どもが力を伸ばせる授業が必要になってくる。

それは「全員がわかる授業」とはかなり違ったものになってくる。
習熟度別を入れるにせよ、どんな方法をとるにせよ「全員が同じ」には決してならない。

全員が理解できて、力のある子どもの力を伸ばせる授業・・・・Cosには難しい。

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コメント

フリースクール制度の導入で変わると思うんですけれどもねぇ。進捗は子供の能力に合わせて進むというのが一番ベストだとは思うのですけれども…。
いや、全てが横習えでフリースクールになるというのではなくて、あくまでそういう選択肢もあるという感じで…。10歳で大学生同程度の学力って今は認めてないので…。

ちなみにテストは基本的に習得状態を診断するものであって、学力取得(向上)を目指すなら、教える方法を工夫するべきだと思う(^_^;

投稿: バカぽん | 2004.11.05 08:15

>全員がわかる授業というのは一番力のない子どもにも理解できる授業ということなのだ。
あ、すごくよくわかる!
「仕事のチームの力とは、平均値ではなく最低ラインなんだ。その証拠に、平均以下を切り捨ててみろ、チームの力は下がる。」って言われたことあります。
それに、みんなが全てをみんな同じように理解するって、変ー。
鳥の群れを見て「あ、鳥だー」って思うだけの人もいれば
「あ、ムクドリが秋になって群れを作ったんだ!ほとんど滑空しないで連続的に羽ばたいて飛ぶから、ムクドリに間違いない!去年までここに群れを作らなかったのに、どこで越冬するつもりかな?ないてる!オスが春の番いのためにアピール競争してるぅー!!」
と興奮する人もいる(私だ)と。

みなが同じ知識レベルを持つのが理想なら、文科相にはとりあえず、「ウルトラマン全種(怪獣を除く)」か「ガンダム全種(テレビ放映のみ)」を完璧に覚えてもらいましょうか。
うちじゃ、六歳児ができますから。怪獣の一部と小説・ゲームのみのガンダムの一部も言えますよ。
もちろん「エルメス」は「ララア・スン専用モビルアーマー通称エルメス」と解答しなければ0点!

投稿: わに庭 | 2004.11.05 12:44

>バカぽんさん、

現状では余り学力の面からはフリースクールには期待できそうもない様に感じていますが、
いろいろな教育のあり方を認めること自体にはCosも賛成です。

「子どもの能力に合わせて」ということになるといわゆる習熟度別とか能力別などということかもしれませんが、
そのほうが教えやすいのは確かだけれど、
それが子どもにとっていいことなのかどうか、実はCosにはよくわかっていません。

「教える方法の工夫」・・・・
よく言われる言葉ですけれど、
じゃあ、具体的にどうすればいいのかということについてはCosも含めていろいろな人が模索しているけれど、限られた時間の中で、「これだ」というものはまだ見つかりません。

教科書が終わらなくてもいい、受験に対応できなくてもいい、あるいは授業の時間を今の3倍ぐらいにして、教科書の厚さは今のままであれば、できるかもしれないけれど・・・


投稿: Cos | 2004.11.06 00:25

>わに庭さん

同じ鳥を見て、いろいろな見方感じ方がある・・・
それを大事にできるように子どもを育てたいですね。

ただし、ムクドリを見て、「コンドルだ」というようではやっぱり困るかもしれない。
(もちろん「コンドルと同じように○○している」というのなら逆にいいなぁって思いますが・・)
(何でコンドルなんだろう?>自分)

見方はいろいろあっても、中心となる知識や考え方を育てるのが学校じゃないのかな。
本当は子どもはその外側に羽ばたいていくために準備をしてると思いたいけれど、
なかなかそういう学校にはなってないからなぁ・・・

毎年のように学力が下がってくる生徒を見てると
どこか抜本的な解決策を考えないと、
日本はものを考えない人間ばかりになりそうです。

・・・・中身はすごく簡単だけど、長い文章題を数学で出したら、説いてない生徒がすごく多い。聞いてみたら「読むのが面倒だからやらなかった」「何が書いてあるかよくわからなかった」ですと・・・・・


投稿: Cos | 2004.11.06 00:36

Cosさん…それ「コンドルが飛んどるー」ですよ…
あ、ダンナが「三角関数はわかったけど、何のために存在するかがわからん」というので「あたしわかった!変形の土地があるとするじゃん。直角に取れる角があって、土地の形に家を作ると、倒れそうで、角度が問題、ってときに、こさいんとたんじぇんとで建材がわかるの!」
だから、そのとき全部わかんなくってもいいんだよ!こういうものがある、って、知るだけで!

投稿: わに庭 | 2004.11.06 20:25

「コンドルが飛んどるー」・・・さすが!!
これを聴いた瞬間にどうしてコンドルが出てきたかわかった∥^O^∥

この前、駅前で演奏してたからだ∥^O^∥

三角関数はもう今は直接的な式は実際には普段人の目には触れないけれど、身の回りのあちこちで使われてます。

かつては直接三角関数を使って調べていたことも、今はコンピュータがその処理をしてくれますしね。

で、一番シンプルな使い方は(余りに単純で実用性は余りないけど)

角度がわかっている坂道をたとえば100m登ったときに高さはどれぐらい高くなったか(sinです)とか、
進んだ距離は100mでも(坂を斜めに進んでいるから)地図の上ではもっと短いよりになっている。それはどのくらいだろうか(cosです)とか、
100m離れたところに生えている木の高さを調べよう(tanです)とか・・・・

(要するに測量です)

最後のは時間に余裕があれば校庭の木の高さについて授業でもやれるから、そのための時間が欲しい・・・・

投稿: Cos | 2004.11.06 23:22

 難しい問題です。ゆとり教育だって発想とすればそんなに悪いものではないと思っています。本当はもっときめ細かに教育ができる体制ができればいいのです。あまり規制とかをかけずにね。

 最低限わかっておいて欲しいことだってあるし、それは知識、思考力、その他いろいろな面においてね。

投稿: いぐぅ | 2004.11.07 02:50

本来、最低限必要なことが「コア」で、さらに進んでというのが「オプション」だと思うけど、
実際にはプラスの選択のオプションじゃなかったようにしか見えない。

今の選択の幅を増やすことによって、将来の選択の幅をどんどん狭めただけじゃなく、生物を勉強してない医学部の学生とか、物理をやってない工学部とか、数学を高1までしかやってない経済とか・・・
道は開かれているように見えるけど、
現実には大学に入ってから力をつけることができてない。

個人的にはいろんなのがあるのはすごくいいと思うけど、それが将来の選択の幅を狭めるのであれば、なんか変

投稿: Cos | 2004.11.07 11:09

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