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2004.11.10

夏休みが減る

 土曜日を休みにして、教科書を削減したのはなんのためだったのか?

学ぶことが減ってしまった上に、定着を図るための時間もないのだから、入ってくる生徒たちの出来がどんどん悪くなるのは当たり前なのだ。
意欲はあっても、計算力がないために授業についてこれなくなってしまう生徒がでてくるので、
ますます学ぶ内容を減らし、しかも定着を図る時間を取れない。
宿題になれていない生徒が少なくない上に、宿題を出すと下手をすると苦情がきかねない。
そんななかで

<夏休み>1週間減、授業30時間増 葛飾区が全中学で

 東京都葛飾区は9日、区立の全24中学校の夏休みを1週間減らし、2学期開始を8月25日とすると発表した。来年度から実施する。学力アップを目的に、一斉に授業を年間約30時間(6時間×5日間)増やすのは極めて異例。文部科学省が始めた「ゆとり教育」への揺り戻しとして注目される。
 同区教委によると、文科省が02年度から週5日制を完全実施した結果、中学校の授業は約20日(約70時間)減った。国語、数学、英語など基本教科が週1時間減り、現場の教師は基礎学力の定着に悩んでいるという。

そういう中で、どうやって基礎学力をつけるのかはとても難しい問題。

たとえば、数学でいえば、授業をやった次の日なら、前回の授業の続きを始められる。
授業と授業の間に2日入ってしまったら、ちょっと復習してから前回の授業の続きに入る。
この復習の時間が5分ではすまない。
授業と授業の間に3日入ってしまったら、前回何をやったかほとんど忘れている生徒が結構いる。
それを思い出させてからでないと次の内容には入れない。
それが10分で済むのかどうか・・・
それ以上あいてしまうと、ちょっとオーバーな言い方をすると半分以上の時間を復習にかけないと新しい内容に入れない。

そのほかに宿題の答えあわせと解説をすると問題にもよるけれど、場合によっては15分だろうか
(解説せずに答えだけならあっという間に終わるけれど、それではわからない生徒はわからないままになる)

Cosの場合には教科書会社の標準として、毎時間教科書を2ページずつ進むことになっている。
50分の授業を一方的な解説だけで全部使えてもそれだけのスピードで進むのはぎりぎり。

中学での数学の授業は週3回。
途中で行事や休日が入るとどれほどあいてしまうのか恐ろしくなる。
ハッピーマンデー法ができて、月曜日に授業があるとそれだけで授業がなくなることがとても多い。
月、水、金の授業で月曜日が休みになったら何日あくのか・・・・・
月曜日に授業のある強化はそれだけで学力がぐっと落ちるのは仕方がないだろう。
単なる休みという位置付けではなかったはずだけど・・・

 増えた時間の授業内容は学校に任せる。区教委は▽特定教科の授業増▽学力向上のためのテスト▽読書や百人一首▽職場体験などを例に挙げている。
 また区教委は各校が授業時間確保のために学校行事、家庭訪問などを廃止・縮小しており、夏休み短縮で生徒の豊かな人間性育成ができるゆとりも利点に挙げている。
 都全域で実施された学力調査(今年6月結果発表)で、葛飾区の平均正答率は全教科で都平均を下回り、数学、英語などの差が大きかった。

この最後の学力調査・・・・全体として学力が落ちている中での学力調査。
これがどういう意味なのか、どうして葛飾の正答率が低いのか・・・
みんなが同じようにできなくなっているはずなのに、どうして葛飾だけが下がるのだろう?
そっちも不思議かもしれない。

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