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2004.04.23

習熟度別の問題点

Cosのところでも習熟度別授業がいくつかの教科で行われている.数学に関しては中学で実施しているのだが,このところ異変が起こっている.

生徒数が増えたこともあって,今までは習熟度別にすると同時に一クラスあたりの人数も減らしていたのだが,最近はクラスの人数を変えずに習熟度を行っているのだ.

すると,上のクラスではあまり変わりはないけれど,平均のクラスや下のクラスでは「教えにくい」「力がつかない」という問題が出てきている.

そういえば,今までのあちこちで見た報告には「少人数制と習熟度を同時に行ったときにもっとも効果が高い」という表現が見られた.

今まで,人数を買えずに習熟度が成功したという話は聞いたことがないことに気がついたのだ.

そういうときにこの本を読んでみるとかなりいろいろなところで納得できる部分がある.習熟度ではなくても少人数制にすることの方がずっと効果的なのかもしれない.


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コメント

学生の頃、習熟度別学習の問題点とか教育原理の時間に習った記憶があるんですけどあんまり覚えてない。確か差別云々っていう話だったような。差別と区別は違うのになぁと思ったのでした。ちなみに伊藤順康先生でした。

確かに人数が少ない方が数学などは絶対にいいですよね。
上位クラスは多くてもいいでしょうけど、できない子はどこで躓いているのか教師は知らないといけませんし。
結局人数の問題っていうのは教育的観点より金銭的なことが先にくるからなのかな。今は生徒も少ないし、教員も余っているんだから少人数クラスとかもっとできるようになるとよいのですが。

投稿: RYOSEI | 2004.04.24 00:17

毎度、僕もぶつくさいっていることですが、40人クラスなんて無茶な人数です。15人ぐらいまでがベスト、多くて20数名が教える限界だと思ってます。
それをさらに習熟別にするともっと効率がいいでしょうね。
しかし、差別と区別の区別の付かない親と教育ヒョーロン家がかき混ぜまくる。
少子化でこれ幸いと首が切られて教員は余ってるかもしれないけど、ちゃんと熱心に教えられる教員はそんなに多いとは思えないし、そもそも雇う金がないのです。
人1人1年雇うためには1500万から2000万円に必要なのです。そりゃいくら少子化だといっても教員も一緒にきりたくなっちゃうわな。(悲)

投稿: くっきも | 2004.04.24 01:06

RYOSEIさん、こんにちは。

今は少子化のあおりを受けて,公立は教員が余っているらしいのですが,習熟度別とセットでないと教員の加配がないようです.

習熟度別で子どもが必ずしも伸びていかないのが分かっていても,加配欲しさに・・・ということもあるようです.


くっきもさん、う~ん・・・

Cosのところは私学なので,40人学級にこだわってはいません.というと聞こえがいいけれど,一番人数の多いクラスは49人だったりします∥^O^∥

人数が多くてもちっとも大変でないクラスもあれば,人数が少なくても手のかかるクラスもあるので,人数だけというわけではないのですが,やはり人数が少ないと一人一人に目が行き届きますね.

投稿: Cos | 2004.04.24 21:21

うちは、保育園だからもっと感じちゃいます。
前の園は2歳30人一クラスを5人で担任。
今の園は同じ2歳でも二つに分け、17人ずつを3人ずつで担任。
こっちの方がずっと子ども達が落ち着いて安定しています。

面白いのが、異年齢交流で縦割りクラスにしたら
同じ17人くらいになっても、落ち着いてるの。
ちょっとしたお出かけ気分で、余所行きの顔してるのか、
お兄ちゃんお姉ちゃんになったと張り切ってるのか。
お兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に遊べるので
様子を見たり観察して、いっぱい刺激も受けてるのに
同級生といる時よりも。フワフワせず落ち着いてるのが
なんとも不思議で面白かったです。

複数担任を上手く利用して、活動内容でグループ分けし翌日逆にしたり、
皆が自由遊びをしてる間に一人二人を呼んで順番に製作したり、
一斉にするにしても、”結果的に”皆が経験したというやり方に
変わってきてるかな。

話を聞いたり理解するための集中力は落ちてる気がするなぁ。
50人1クラスだった昔の小学生時代なんて
すごい集中力で聞いてたんだろうなぁ。。。

投稿: ぴか | 2004.04.25 07:39

なんだか分かるような気がします.

保育者一人あたりの子どもの人数は同じでも,総人数として少ない方がよく見ていられますものね.

TT(一つのクラスに複数の教員が入る)よりも少人数制のほうが効果が高いとも言われているのは同じような理由によるものなんでしょうね.

>面白いのが、異年齢交流で縦割りクラスにしたら
>同じ17人くらいになっても、落ち着いてるの。

高校では異年齢交流で数学の授業(^^; なんて考えられないけど,習熟度のように同じレベルで輪切りにするのではなく,能力の差のある生徒をいっしょにして教えるみたいな感じかな.

いっしょにいることで,目に見えて助け合っていなくても,下のほうが上を見習って,上の方が上であることに満足を覚えてよりよくしようとするみたいな感じかも.(幼児と高校生を一緒くたにするのは無理があるが∥^O^∥

>50人1クラスだった昔の小学生時代なんて
>すごい集中力で聞いてたんだろうなぁ。。。

昔は「先生の言うことはちゃんと聞きなさい(従いなさい)」だったけれど,今はそういう教育をしているところは少ないだろうからなぁ

今の子どもの育て方って,「嫌なことでも説得して自分からやるように仕向ける」けれど,「どんなに嫌でも我慢してやらせる」というのはない.

「嫌だし納得もしてないけれど我慢してやる」という体験をしないで育ってるんだよなぁ


投稿: Cos | 2004.04.25 11:42

僕も50人近い人数での小中学校でしたねえ。いまよりひどい状態だったのに、こんなに問題視されてなかったのは何故なんだろう。不思議ですね。

職場でも一人のリーダーが見てられる(目の届く)人数というのが10人から20人までといいます。軍隊でも最小単位の小隊の大きさがこの程度というのもそこから来てるといいます。
逆から言うと1人の部下が他の部下を意識できる人数もその程度ということでしょう。
教室でも教師が目が届くのが20人程度まで、生徒1人が他の生徒を意識できる人数でもあるから落ち着くし、一体感からの助け合いや競争心が出てくるのでしょう。副担任置いてだと生徒から見た場合の人数は多いままですからね。そこが違うんだと思いますよ。

投稿: くっきも | 2004.04.25 20:07

20人かぁ・・・35人でも少なくて目が届くから楽だなぁと思っているのに・・・

ただ,35人だと確かに問題のないおとなしい子に目は届いてませんね.

1クラスを2つに分けて授業ができたらいいだろうなぁ

投稿: Cos | 2004.04.25 20:54

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