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2004.03.27

回転扉に挟まれて

子どもなんか思うように育たない.それはわかっているけれど,これはどう見てもしつけもあるのでは?

Yahoo!ニュース - 社会 - 読売新聞社 六本木ヒルズの回転扉、入学直前の6歳男児挟まれ死亡


 事故が起きたのは、中核施設である森タワー(54階建て)正面に3基並ぶ回転ドアのうち最も大きい中央の回転ドア。4枚のガラスドアが、反時計回りに回転し続ける仕組み。うち1枚が閉まりかけた際、涼ちゃんは1人で走り出して閉まりかけたドアに駆け込み、頭がガラスドアと外壁部の間に挟まれた。
ドアは円筒状の形をしており、高さ約2・4メートル、直径約4・8メートル。約19秒でガラスドアが1回転する。通行人がガラスドアと外壁部に挟まれそうになった場合、センサーが感知してドアが緊急停止する「挟まれ防止機能」がついていた。

親にしてみれば,どれほど悔やんでも悔やみきれないだろう.閉まりかけたドアに飛び込みさえしなければ,もう一瞬早くドアの中に入れば,ドアが即座に止まりさえすれば,もう一瞬遅ければ・・・・

だが

一人で走り出して閉まりかけたドアに駆け込む・・・・こういう危険なことを平気でやるような子供がどれほど多いことか.

ドアに挟まれれば(死ぬとまでは予測できなくても)怪我をする可能性は大人には分かっていることだし,世の中には知らない場所ではそうした危険があることを子どもにしっかり伝えておかなくてはならない.

もし,どんな子どもが使っても安全にということであれば,ごくわずかでも危険が考えられるものに関して最終的には子どもの使用を禁止するとか,設置しないとかといった消極的な方法になるかもしれない.

だが,どんな子どもも車の往来が激しい道に安全確認もしないで飛び出していくことはない.車の少ない道であっても,車の姿を確認しないで見ないで飛び出すということもない.

これは親や周りの人間がしっかり子どもにしつけをしているから,子ども自身が車にひかれたことがなくてもその危険を熟知しているからだ.

身の回りにはたくさんの危険があってそれを回避する必要があることを子どもに教えることは不可能ではない.

だが,身の回りの車以外のほとんどのものが「子どもが何をしても安全なように」なってしまっていれば,子どもは世の中には危険なものがあることをしらずに育ってしまう.

どこへいっても安全なものばかりになってしまえば,知らないものを見ても危険を察知するなり疑ってかかることを子どもに要求するのは無理がある.

そして,大きくなったときに危険なものをもたせても何をするか分からない子どもが出来上がってしまう.自分やまわりの人が安全かどうかなど考えずに電動のこを使ったら・・・・

しかもそういう子どもに限って人の注意を聞かなかったりする・・・・

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コメント

回転ドア
そもそも回転ドアなんて、何で必要なのでしょうか---ね。
スペースはとるし、入り口があいまいだし、
普通の自動ドアにすれば、こんな事故は起きないはず、と思うのですが、
可哀想ですけど、運命としか言いようがない。

投稿: ホームレスレス | 2004.03.27 10:03

ぴか@保育士です。

子どもはだれも道路に飛び出さない?
飛び出してますよ。
危険を知ってる?
知っていません。
車が来るかどうか、人が歩いてるかどうか
それを見てもいません。

親はそれを見てもいません。
そういう時代になってます。

だいたい、最近の乳児の親子ですら
手をつないで歩いてないんだもの。。。
顔を覗き込んでの親子の会話も無い。
幼児になったら繋ぐのすら嫌がって
ダーーーーーーーーと走りまくる図
あちこちにありそうだなぁ。

相手のペースを感じたり合わせたり、
そういうのって大事なのにネェ。。。

投稿: ぴか | 2004.03.27 10:25

Cosさんの意見に全面的に賛成。回転ドア設置側&製造側の責任がないとは思いませんが、親の監督責任はどうなんでしょうか。電車やエレベータに駆け込むとか、エスカレータをダッシュで駆け上るとか、そういう行為を親が注意していれば未然に防げたんじゃないでしょうか。

不幸な事故ですが、感情的にならずに冷静な見方をしたいものです。

投稿: mya | 2004.03.27 11:58

こんにちは。自分もこの事故について、ドアの安全性を高めるべきという趣旨で記事を書きました。
しかし、Cosさんのおっしゃることにもほぼ賛成です。考えてみれば当たり前のことですね。そういう視点を持たなかったことを反省して、追記しておきました。

ところで、飛び出しに関しては、ぴかさんと同意見です。
以前、道路の反対側に母親を見つけた子供が道路に飛び出して車にはねられたとか、踏み切りで落としたクツを取りに戻って電車にはねられた子供などの事件をニュースで見たことがあります。
いざというときは、幼い子供は心理的に視野がせまくなって、車や電車は見てないみたいです。だから、なんらかの拍子に子供が飛び出さない、とは限りません。

それでも、Cosさんのおっしゃる通り、日頃からいろんな状況で「危ないから注意して!」と口をすっぱくしていれば、子供も無意識に意識するようになるでしょう(変な言い方ですが)。そうすれば、ドアに限らずあらゆる状況において、ある程度は事故率を下げられると思います(もちろんゼロになるとは言いません)。

そういう意味で、Cosさんの意見に大賛成です。

#私が小さい頃なんかは、走ったりすると後ろから「コラッ!走ったらケガするよ!」と親から注意が飛んできたり、刃物に触ろうとすると、「気を付けないと手を切るよ!」とか見知らぬオバハンに注意されたりしたもんですが…老けた。

#電動ノコの例え、よくわかります。回転する電動ドリルを無造作に振り回したり、回転する刃に手をかざしたりしてる芸能人、テレビで見たことあります(見ててヒヤヒヤするよ…)。

投稿: Fozy | 2004.03.27 16:33

しつけ、大切だ。
これ走るな!一人で行んじゃない!とそれはもう口を酸っぱく…
ということは、普段の子どもはそれを瞬間的にやっちゃうわけです(苦笑)
あらかじめ言い含めておいてもやっちゃうし、注意してるときには、すでに走ってる後だったりするわけです。

それがたまたまそのときが大事故に繋がるか、笑い話で終わるかは、紙一重の運なのだろう。

何故そのとき手を繋いでいなかったのか、何故制止できなかったのか、何故あの日あそこに行ってしまったのか、たぶんいま親御さんはものすごい葛藤の中だと思う。

この事故は、親が危険を察知してなかったのか、子どもに注意が行き届いていなかった瞬間だったことは確かだし、装置の不備や運用管理についてだけを突くのはフェアじゃないのは判っている。
が、装置のセンサーに不備があることが判っていて(それを知るきっかけも子どもの同様な事故なのに)、なおも使い続けていた、子どもの視点を無視していた大人、ビル管理、オーナーとメーカーは親より罪が重いと僕は考えている。

投稿: くっきも | 2004.03.27 22:56

ホームレスレスさん,はじめましてCosです.

「回転ドアは必要か?」と聞かれれば,必要ではないとしか答えられないでしょうけれど,必要でないものがあってもいいし,誤った使い方をすれば危険があるものだってあっていいとCosは思いますけれど・・・

ぴかさん,今日は帰りが少し遅くなってしまいました∥^O^∥

Cosが今まで飛び出してきた子どもに出会ったことがないのは運がよかっただけかもしれませんね.

それにしても・・・こういう傾向が続くと今に「どんなことをしても危なくないもの」ばかりになってしまうのかも・・・

幼児になって走り回る・・・よくしっているところでならいざ知らず,せめて知らない所では「何があるか分からない」という気持ちにさせるにはどうしたらいいんだろう?

myaさん,はじめまして.

製造側の責任はあるでしょう.でもたとえば警備員がいたら防げたのかというとかなり疑問ですが,閉まりかかっているドアに無理やり飛び込んでくる子どもがいるなどという状況を想定しなかった責任はあるでしょう.

ただ,親の言うことを幼いころから聞かない子どもというのがいます.親の育て方が悪いのかもしれないし,その子の持ったものかもしれませんが,親がどれほど口をすっぱくしていっても,まるっきり聞かない子どももいます.

本当は親だけでなく社会全体で「しない,させない」のが大事なんでしょうけれどね.

Fozyさん、いつもどうも(^^;

ドアの安全性を高める必要があるという点についてはCosも賛成です.子どもは大人と違って何をするか分からないので,できる限りの可能性を考えて,対策をとらなくてはいけないでしょう.

ただ,どれほど安全対策をとっても危険を判断できない人間が事故を起こすのを防ぐことは難しいかも.

くっきもさん,こんにちは。

>が、装置のセンサーに不備があることが判っていて(それを知るきっかけも子どもの同様な事故なのに)、なおも使い続けていた、子どもの視点を無視していた大人、ビル管理、オーナーとメーカーは親より罪が重いと僕は考えている。

それはそのとおりかもしれません.親を責めたとしても何の解決にもならないし,管理側がちゃんとしていれば,防げたはずの事故だとは思います.

ただ,管理側だけを責めていてもこの手の事故はなくならないだろうと思います.何をするか分からない子どもって年とともに増えてきているような気もしますし・・・

投稿: Cos | 2004.03.28 00:11

回転ドアの必要性。それはビルの空調において、巨大なビルになればなるほど気圧や気温のコントロールがしにくいので、回転ドアのように機密性が保てるというのは、ビル管理にとっては非常に便利なんですよ。

突っ込んでいった子供を監督できなかった親にも不注意があるのですが、今回の回転ドアに関して言えば、かなり危険性があるという事も事実のようです。森ビル側も安全設計において、センサーが働いてから25cmも進むと聞いていたら採用しなかったと言ってますが、さすがに1トンのドアの加圧でまわっているのですから、注意を呼びかける必要もあったかと思います。
普通の回転ドアは人力で回っているものがほとんどですから、ぶつかって挟まっても圧死したりはしませんが、1トンのドアを電動で強制回転させていますからね(^_^;

エスカレーターでも頭を挟む事故が多発したので、事故防止用にプラスチックの事前衝突用のタレ棒やタレ幕を下げたり、注意を呼びかけるアナウンスとかをしていますものね。

しかし、衝突感知センサー…。
25cmも進むって、体の中で25cmも凹んで大丈夫なところってかなり限られるかと(^_^; お婆さんで骨粗しょう症気味だったら粉砕ものです(汗)

投稿: バカぽん | 2004.03.28 14:16

回転ドアって「おもしろいから」だけじゃなくてビル管理上は便利なものだったのですね.
特に熱が逃げにくいから,光熱費も節減できるし・・・・

今回の件に関しては今までも何度となく事故があったということなので,何よりもビル側の管理責任が大きいでしょうね.(といって子どもがかえってくるわけじゃないが)

19秒間で一周する直径4.8mの回転ドア(の一番外側の部分)が25cm動くのに要する時間は0.3秒
1トンのものを0.3秒で止めているわけですね.

この重さと慣性を考えたら,


エスカレーターでも頭を挟む事故が多発したので、事故防止用にプラスチックの事前衝突用のタレ棒やタレ幕を下げたり、注意を呼びかけるアナウンスとかをしていますものね。


と同じ配慮が必要ですね.子どもはそうした注意を聞くかもしれませんし・・・

投稿: Cos | 2004.03.28 15:15

気温だけであれば、エアカーテンとかで、なんとかなりそうなんですがねえ…。

投稿: Fozy | 2004.03.28 18:19

実際には回転ドアよりもエアカーテンの方が多そうですね.

そういえば,町田のルミネは以前回転ドアだったけど今は違うような気がしてきた・・・

やめたのかなぁ?

投稿: Cos | 2004.03.28 20:41

エアカーテンは空気の遮断はできるのですが、高層ビルのように内部気圧が高い場合は無力なんです。空気って思っているよりも重たいものなので、障子紙に向かってプロ野球選手が剛速球を投げるようなものでして(^_^;
例えば、高層ビルとはいかなくても、比較的高いビルの押したり引いたりするドアを開けようとして気圧差で凄く重たかったり、ゴォーと隙間から風が吹き込んだりするのを経験したことがあると思うのですが、あの効果が何倍にもなるという感じです。

投稿: バカぽん | 2004.03.29 07:54

あちこちのビルが回転ドアを廃止しますね.

今までCosは「デザイン的な理由から」回転ドアにしていたのだとばかり思っていたので,
この事故をきっかけに回転ドアの必要性というものを知って認識を新たにしたところだったのですが・・・

投稿: Cos | 2004.03.31 21:00

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