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2004.03.30

小学校の教科書

来年度からの小学校の教科書の検定結果が出た.

Yahoo!ニュース - 社会 - 読売新聞社 小学教科書、来年から厚く…帯分数など検定で“復活”

 2000年度の前回検定で、学習内容を大幅に削った学習指導要領に基づいて削除された記述が、「発展的記述」の表示付きで多数復活した。

 台形の面積を求める公式や帯分数の計算、クモやダンゴムシといった昆虫以外の虫も、3年ぶりに登場。中学の学習内容を先取りしたり、練習問題を拡充したりした出版社もあり、「学力低下」をめぐる不安を受けて、教科書が前回とは一転して厚くなった。

ということで,あまりにひどい改定が少しましになるように感じたのだが,実際にはとんでもない話だ.

あまりにひどい削減で教科書の内容は薄くなり,内容を深めることなしに次から次へと勉強することになってしまっている上に時間数は今のままで教科書が厚くなるのだ.

それでなくても「時間数が足りない,授業時間の確保」とどこの学校でも苦労していて,朝10分程度の読書の時間などを設けてそれを授業時間にカウントしてみたり,毎時間2分ずつ増やしてその累積で授業時間を確保したりしているのだ.

こうやって無理やり増やされた時間で,子どもたちがどれほどのものを身につけることができるのだろう?

その上さらに教科書が厚くなる.授業時間は現行のままでやることが増えるのだ.こんなことで子どもに力がつくと思っているのだろうか?

もちろん「発展的学習」だからやらなくてもいいはずだが,小学校の学区もなくなって選択できるようになっている今,やらない学校はどう判断されるのかが分かっているのだろうか?

 教科別では、理科が特に多く、全ページ数の7・7%にあたるページで発展的記述を掲載。算数は3・6%、社会は3・5%のページに盛られている。小6の理科では、全体の13・1%のページに発展的記述を載せた教科書があった。

 発展的記述の具体例としては、台形の面積の公式(小5算数)、水中の微小生物の説明(小5理科)のように、従来の教科書にありながら前回の検定で削除された事項の復活が目立つ。一方、素数(小6算数)や平方根(小5同)、食物連鎖(小6理科)など、過去にもなかった中学レベルの内容を載せた教科書もある。

 国語や社会では、出版社が発展的記述として申請した多くの事項が、検定で「学習指導要領の範囲内」と判断されており、結果的に現行より高度な内容が、全員が学ぶべき事項とされる例が目立った。

 また、各社とも算数の練習問題や国語の読書資料を拡充したため、文科省によると、全体の平均ページ数は現行教科書より算数と理科で20%強、国語で10%、社会で10%弱厚くなった。

それにしても平方根を小学校で勉強するのか・・・・どういう扱いをしているのかかなり心配だ.教えるのは数学教育を専門にしてきた方とは限らない,教え方一つで基本的な部分を誤解しかねない内容なのに・・・

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