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2004.01.21

千の風になる

「命の尊さ 子どもに刻む」1月3日に亡くなった浜之郷小学校の校長先生の話が新聞に出ていた.彼が,子どもたちに伝えたものはとても大きいし,最後までやり通したこともすごいと思う.

けれどやはり最後まで教壇に立てたのは本当にうらやましい.子どもたちに最後まで教え続けたものが彼らの将来にとってもどれほど大きな価値を持つかを考えるとすごいことだとも思う.

新井満さんの訳された「千の風」のもとの原詩は


A Thousand Winds

Do not stand at my grave and weep,
I am not there, I do not sleep.

I am a thousand winds that blow;
I am the diamond glints on snow.
I am the sunlight on ripened grain;
I am the gentle autumn’s rain.

When you awake in the morning hush,
I am the swift uplifting rush
Of quiet birds encircling flight
I am the soft starshine at night

Do not stand at my grave and cry.
I am not there; I did not die

だけど,彼はまさに

I am not there; I did not die

を実践して,子どもたちの心の中に生き続けていくのだ。なんともうらやましいことだ。
そして彼の次の授業はこの詩についてだったのだという.元気な校長先生が授業をしたわけではないけれど、子どもたちにとっても、見えないけれど価値ある授業となったわけだ。


この記事を読んでいて、

 教頭(52)は、校長先生の別の面も見ていた。「普段は病人であることを忘れて教師でいたが、『痛いな、危ないかな』と死の恐怖をのぞかせることもあった。弱気になるといけないので、聞いていないふりをした」

このときの教頭先生,そうしてそれを見続けてきた周りの大人たちもどれほどつらかっただろうか.

自分の周りにそういう人がいたらどんな風に感じるのだろうか?


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コメント

それぞれの想いのなかに意味深いものを残したであろうニュースでしたよね。また校長先生の深い愛情と熱意は誰の心にも伝わったことと思います。

話はそれますが、私は宮崎アニメの「火垂るの墓」が観れません。(といいながら何度も観てるのですが)戦火の中でけなげに生きようとする兄妹の切なさが直視できない。アニメとして観られない。自分の中で感情のコントロールが全く利かないこのアニメをふと思い出しました。

投稿: kureha | 2004.01.22 00:07

コメントありがとうございますm∥_ _∥m

この校長先生の話し,すごくいい話ではあるんだけど,どこかちょっと違うような気もしています.

これだけの病気の人が他の人と同じように仕事をしていいものなのかどうか・・・という気もするのですが,でもそうでなければ,校長先生の深い愛情も熱意も伝わらなかったのかもしれません.

「火垂るの墓」もいいですね。

世界中がkurehaさんと同じように感じれば
戦争になどならないのに・・・

投稿: Cos | 2004.01.22 23:10

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