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2004.01.31

青色LED訴訟

いかにも日本の科学のあり方を物語っている裁判だった
asahi.com : 社会「子供たちが科学に夢もてる」 青色LED訴訟の原告 から

 99年末、思い切って日亜を退職。今、カリフォルニア大教授として未来の研究者を育てている。「この判決がなかったら若いやつらにどんどんアメリカに来いと言うところだった」

今の日本の社会のあり方は経営第一主義とでもいうのだろうか?経済効率ばかりを追求している.(経済効率の追求が悪いというわけではない)だから企業では会社の業務の中で,発明されたものは全面的に会社のものという発想があるのだろう.

それが必ずしも間違っているとは思わないけれど,今回のようにいい仕事をしたらしただけの評価がなされていない(2万円の評価しかえられなかった)のであれば,いい仕事をしても得るところは少ない.

アメリカにいての訴訟だから、できる限り高額を要求するというアメリカ式のやり方で200億という金額が出てきたわけだけれど,この金額が妥当なのかどうかは青色LEDにそれだけの価値があるのかどうかということになるのだろうし,どれほどの価値がある発明なのか,Cosには分からないので,なんともいえない.

中村さんが冷遇されていたということもあるのかもしれないけれど,もしかしたら日本の企業は力のある人には必ずしもその力に応じた待遇をしないかわりに力のない人にも充分な待遇をしているのかもしれない.

だから、というわけではないけれど,やはり今は力のある人は日本にいてはだめなのかもしれない.

いつのまにか大学自体も基礎学問をないがしろにして,直接産業界と結びつく工学系に力をいれている.それも直接企業で役に立つことを目指した学問を・・・

小手先の技術であればそれでものになるだろうけれど,基礎学問に関してはますます遅れをとることになる。

今話題の都立大学も,基礎学問系の教科の教員の数がどんどん減っている.そして辞めていった教員の後釜が入ってこない.英語系の専任がいなくなるというはなしも聞こえてくる.

なんとなく根っこのところは同じような気がするのだが・・・

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働く個人と会社という視点で見ると、この「青色発光ダイオード訴訟裁判で200億円支払い命令」って判決、めちゃくちゃ面白いと思います。 どう考えても(爆)、この記事... [続きを読む]

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